今岡善次郎ブログ:人を幸せにするマネジメント革命

なぜ生きるか、なぜ仕事をするかの問いから始めよう 〜P・Fドラッカーに学ぶ人生・企業・社会の設計のすすめ〜

無限の有限化

  1. 投稿日 2010年3月10日 08時00分

人も組織も、社会である外部の資源を、社会である外部の価値に
変換する経済連鎖の一つの環です。
仏教の<無我>とは<相互依存>のことであり、人も組織も
ネットワークの連鎖でつながっている。
それがサプライチェーン(供給連鎖)であり、そのイメージを
表現した球形の網の結び目が宝石となっている 
「インドラの網(ネット)」は供給連鎖モデルと考えられます。
◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
                   第094回   
                            
    ★顧客の顧客まで誠をつくす仕事の連鎖★     
〜P.F・ドラッカーの社会生態学的経済連鎖モデルが開く  
  人生・企業・社会の共通のフラクタル構造〜      
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

   『無限の有限化』

■こんにちは、今岡善次郎です。

数年の在宅介護から妻を入院させて
子供たちは巣立って行き、
独り暮らしも1年半になりました。

独りだけどいろんな人のお世話になり、
仕事にも復帰しつつ、
読書する時間も増えました。

知らないことが余りにも多い。
メルマガ読者の皆さんは私の勉強のお付き合いして
頂き感謝しています。

いろいろコメント、情報提供ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。

さて、

●今週のテーマ
====================
1.無限の有限化
2.ネクストソサイエテイ
====================
 
1.無限の有限化 

■「生命は無限の有限化である」と言われると
どう感じますか?

スピリチュアルな話と
違和感を感じられる方も多いと思います。

でもこう考えると分かりやすい。

父母がいてそれぞれに父母がいて、
誰しも先祖をさかのぼると、
2人、4人、8人、16人、32人・・・無限の
過去に連鎖している。

子供、孫・・・無限に未来に連鎖する。

だから生命とは無限に連鎖している。

この無限の連鎖の網の目の
1つの有限な「環」が自分の生命である。
と解説すれば納得できるでしょう。

1つの企業は経済連鎖の1つの「環」である
との定義と変わりありません。

■「生命は無限の有限化」に違和感を感じたり、
「だからどうした?」と突っ込みを入れたくなったりするのは、
現代が科学的であることに価値観を優先させるからです。

近代科学は分解し限定した範囲で実証してこそ
正しいとする。

分解し限定するが故に部分的閉鎖的な世界に限定される。
専門分野の効率が優先される。
自分だけ、自社だけ、生きている間だけと
空間的時間的に限定して生きる。

生命観とは空間的時間的に世界を俯瞰することです。

■しかし、
現実から離れると宗教的や迷信につながりやすい。

現実の世界につながって
時間的空間的に全体を俯瞰すること、
それがマネジメントの基本ですね。

生命を無限の時間の中での連鎖と考えたり
社会経済は人や組織の空間の中での連鎖と考えたりする
ことで、
なぜ仕事をするか、
なぜ企業はミッションが必要か、
理解しやすくなります。

■自分だけ自社だけと考えて利益追求することで
犠牲になる消費者や、
金融危機で破綻する企業が多い。

顧客の安全や、社会の持続的維持を最重要とすれば
自動車会社のリコール問題、
環境問題は大きくならない。

組織も人も時間的空間の無限の連鎖の
1つの環であると認識することで
ミッションや行動規範が生まれる。

ミッションとは経済行為の連鎖の中で
自社の存在意義を確立することだろうと
思います。


2.ネクストソサイエテイ

■民主党政権の政権交代への期待が混迷を深めています。

デフレが進み、経済が低迷し、国家財政が税収の落ち込みで
サラ金運営して国家財政の危機が押し寄せている。
日本だけではなく、ギリシャを発端に西洋も、
米国だって先進国の多くが危ない。

韓国や中国、インドが台頭して元気がいい。

これからどんな時代になるのか?
一人ひとりの生き方、1つ1つの組織にとって
どう臨んで行ったらいいのか?

■事業仕分けの議論は
官僚のカネへの執着を再認識させました。

政治とカネの問題は
鳩山総理や小沢幹事長の政治倫理よりは
政治家も国民もカネで動いていることを
再認識させました。

■ドラッカーの晩年、2002年出版し
「ネクスト・ソサエティ」(P・F・ドラッカー、上田惇生訳)
によると経済より社会の変化に注目すべきだと言う。

我々ひとり一人にとって
1つ1つの組織にとって、
成功するも失敗するも経済よりも社会の変化に焦点を当てることが
重要だとドラッカーは言ってくれます。

■政治も企業経営も一人ひとりの人生設計も
社会がどう変化しているかしっかり認識しなければなりません。

少子高齢化による医療介護と教育産業への影響。
百貨店やスーパーの衰退とユニクロや無印良品の成長。
従来型の製造業の衰退。
先進国経済の衰退と新興国の勃興。

これらの現実から
ネクスト・ソサエティをどう読むか、
ドラッカーの社会生態学洞察を借りながら考えていきたいと
思います。

 
本日もメルマガ読んで頂きありがとうございます。

今岡善次郎
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株式会社ビジダイン
http://www.bizdyn.jp/
東京農工大大学院客員教授
多摩大学大学院客員教授
http://www.tuat.ac.jp/~rmmot/about/prof/imaoka.html
http://tgs.tama.ac.jp/modules/teacher/index.php?fct=photo&p=33
----------------------------------------------------------------
部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。


運命はどうにでもなる

  1. 投稿日 2010年3月3日 08時00分

人も組織も、社会である外部の資源を、社会である外部の価値に
変換する経済連鎖の一つの環です。
仏教の<無我>とは<相互依存>のことであり、人も組織も
ネットワークの連鎖でつながっている。
それがサプライチェーン(供給連鎖)であり、そのイメージを
表現した球形の網の結び目が宝石となっている 
「インドラの網(ネット)」は供給連鎖モデルと考えられます。
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  人生・企業・社会の共通のフラクタル構造〜      
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   『運命はどうにでもなる』

■こんにちは、今岡善次郎です。

安岡正篤の言葉を紹介し、
ピーター・ドラッカーを重ねる。

ピーター・ドラッカーの言葉を紹介し、
安岡正篤を重ねる。

共通するのは人間学、
人間学に基づくマネジメントです。

人と組織と社会の連鎖のマネジメントですね。

メルマガ続けます。

さて、

●今週のテーマ
====================
1.運命はどうにでもなる
2.興奮と挑戦と変化と
====================
 
1.運命はどうにでもなる

■安岡の文章には
「知命」「立命」という「命」に言及したものが
多いですね。

人間が個の存在を超えて生きることが
命を立てること(立命)と言いました。

それでは「運命」とは何でしょうか?

■病気になったり
大事な人を失ったり、
失業したり、
才能がないと知って絶望したりする時、

人は「運命」という言葉を使って
諦めます。

諦めるのも1つのマネジメントです。

■しかし、
安岡は言ってくれます。

どうしようもないと思われる運命は
立命によってどうにでもなる。

人は元来で天物であり、神秘であり、
俗衆(われわれ普通の人間)には
はかりしれないものがあると。

■「人は天物」という意味は
人は一人ひとり閉じた孤立してはいないから
個として弱い存在ではない。

自分を天物として意識すれば
人は必ず立ち直るようにできている。

つまり、「命」に目覚めることで
知恵と勇気と行動につながる。

「運命はどうにでもなる」
と言っているのですね。
こんな考えで生きたいものですね。

如何ですか?

2.興奮と挑戦と変化と

■仕事は人に指揮されるままに
いやいややるものではない。
仕事は心躍るものにするのは自分である。

これは、
ドラッカーの人間学的マネジメントの基本です。

■人は自らを駆り立て、
価値ある所を得て、
喜びを仕事の成果に求める。

出世や名声や財産はたいした問題ではない。

自ら持っているもの、
自分の強みを活かして
成果を上げることである。

■成果を上げる人と上げない人の差は
才能ではなく、習慣であると
ドラッカーは言います。

問題ばかり気を取られる習慣ではなく、
予期せぬことを見つけ、
予期せぬ成功を追及する習慣を作る。
「やった」と言ってドーパミンを
分泌する習慣を。
 
■リストラやコスト削減ではなく、
売上を2倍に増やす成功を追及する。

自らの仕事において、
「興奮と挑戦と変化」を生みだす習慣をつける。

すると仕事が刺激を与えて自分を成長させる。

飽きることを自らに許さない。

ドラッカーには励まされますね。
 
本日もメルマガ読んで頂きありがとうございます。

今岡善次郎
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。


個の存在を超えるには

  1. 投稿日 2010年2月24日 08時00分

人も組織も、社会である外部の資源を、社会である外部の価値に
変換する経済連鎖の一つの環です。
仏教の<無我>とは<相互依存>のことであり、人も組織も
ネットワークの連鎖でつながっている。
それがサプライチェーン(供給連鎖)であり、そのイメージを
表現した球形の網の結び目が宝石となっている 
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   『個の存在を超えるには』

■こんにちは、今岡善次郎です。

寒い日が続いていましたが、
どうやら冬から春の気候に移り行く気配を感じますね。

季節の変化を見ること、
それは、自然は生き物であることを感じること
じゃないかとふと思いました。

日課にしている気功や座禅を室内から公園に戻しました。
妻を病棟から連れ出して外を散歩させ始めました。

さて、

●今週のテーマ
====================
1.個の存在を超えるには
2.責任ある存在になる
====================
 
 
1.個の存在を超えるには

■安岡正篤が人間学で
重視しているもの、

知命:天命を知る
立命:命を立てる

私の60年の人生では意識していなかった言葉です。

あなたはどうですか?

■しかし、
サプライチェーンマネジメント(供給連鎖)を
仕事のテーマにしていたことと、
アルツハイマーの妻を介護する体験が、
安岡やドラッカーを通して結びついた。

人は独りの個の存在ではない。
企業も組織も個の存在ではない。

どちらも、
繋がって連鎖している関係であると。

■天命は
絶対絶命の苦難の時、理解できるものだと言う。

天のまさに大任をこの人に下さんとするや、
必ずその心を苦しめ、
その筋骨を労せしめ、
その体膚を飢えさせ、
行うこと、そのなさんとするところに払乱せしむ。

何もかもうまくいかないのは
天命を知らせるために試されているのだと。

すごい前向き思想ですね。

■あなたは何者かと問う時、
個人としてのプロフィールではなく、
時間的空間的なつながりの中で
どんな役割を持っているかと問わなければならない
のですね。

組織も同じですね。

どんな会社かというとき、
大事なのは社会の中での役割なんですね。

つまり知命とは
個の存在を超えて生きること、
1つの組織を超えてマネジメントすること、

サプライチェーンマネジメントもそのように
考えると成果を上げる視野が広がります。


2.責任ある存在になる

■どのように人生を生きるかが
仕事への取り組みに大きく関わっていますね。

ドラッカーの有名な問いに、
「何によって憶えられたいか」
というのがあります。

■ドラッカーはかかりつけの歯医者に
この質問をぶつけたら、

「死体解剖した歯医者が、
この人は一流の歯医者にかかっていたと
言ってくれること」

と答えたという。


■人は社会との関わりのなかで、
自分を成長させたい存在である。

自らの成長は組織や社会への使命によって決まる。
責任ある存在になることである。

責任ある存在になるということは
自らの総力を発揮する決心をすることであると
ドラッカーは言います。

■個としてのうぬぼれやプライドではなく、
責任に重点を置くということ。

それは能力や技能を習得することだけではない。
人間として大きくなることであると。

ドラッカーのマネジメントの基礎には
人が社会の中で責任を持つことの
美しさが読み取れますね。

東洋の「才より徳」「仁」「義」と同じですね。

必ずしも、天下国家を論じなくてもいい、
家族や職場、地域、あらゆるところに
個を超えて生きる場があります。
 
本日もメルマガ読んで頂きありがとうございます。

今岡善次郎
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。


天に棄物なし

  1. 投稿日 2010年2月17日 08時00分

人も組織も、社会である外部の資源を、社会である外部の価値に
変換する経済連鎖の一つの環です。
仏教の<無我>とは<相互依存>のことであり、人も組織も
ネットワークの連鎖でつながっている。
それがサプライチェーン(供給連鎖)であり、そのイメージを
表現した球形の網の結び目が宝石となっている 
「インドラの網(ネット)」は供給連鎖モデルと考えられます。
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                   第091回   
                            
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   『天に棄物なし』

■こんにちは、今岡善次郎です。

ギリシャが発端となって
国家の財務破綻、ソブリンリスクが問題になっています。

日本も米国もイギリス、ドイツ、フランスも
金融危機を国債発行で大恐慌を回避してきました。

第二次世界大戦に相当する
国家のキャッシュフローのマネジメントはいずれ破綻する。

でも国民が財産を無くしても
命を保全できなくなる
戦争だけはしないで欲しいものですね。

さて、

●今週のテーマ
====================
1.天に棄物なし
2.脳科学がマネジメントを変える
====================

 
1.天に棄物なし

■多くの人間は
せっかく人間に生まれながら、
一生を台無しにしてしまうのはなぜか?

と安岡正篤は問います。
自分を限定している。

生まれた時から
自分を限定するように自分を馴らしてしまっている。


■人は自分を知らない。

だから心を尽くして生きていない。

己を尽くしていない。

■そこで我々に活を入れてくれます。

天に棄物なし。
いわんや人間においておや。

棄人、
棄てていい人間なんているわけない。

絶体絶命の場に立たされた多くの人が
この言葉で生き返るのだそうです。

■不治の病気になったり、
大失敗したり、
失職したり、

恐怖におののくとき、
人は人間としてまっすぐ立たないと
どうもしようがない。

天に棄物なし。

心に響かない?

あなたは未だ絶望体験がない、
かも?



2.脳科学がマネジメントを変える


■最近脳科学がブームですね。
TVの番組や書籍でも売れているようです。

MRIなど脳画像診断技術の進歩でしょうか。

記憶や思考や感情が脳のどの部分が活性化しているか。

ドーパミンやノルアドレナリンなどの
神経伝達物質がやる人間の行動に影響に大きな影響を
与えていると、
脳科学者、脳外科医、脳神経外科医が
語り始めました。

その内の1つ、面白い本を紹介しましょう。

脳の覚醒下手術の第一人者で脳外科医、
篠浦伸禎先生の「脳は『論語』が好きだった」

■思考や知力だけではなく、
喜怒哀楽も脳の働きなんですね。
 
面白ですね。
 
考古学が遺伝子工学や原子物理学で進化したように
又気象学が数学とコンピュータによって進歩したように、

マネジメントも人間の本質に基礎を置くのであれば、

その体系も
脳科学によって変わるかもしれません。

■ドラッカーは言っています。
ヨーロッパにおいて
19世紀にはテクネは知識ではなかった。

テクノとは職人の技術で生計の手段であり知識とは
見なされなかった。

日本でも大工や左官は知識人とは見なされませんでした。
言葉や理論の左脳使いが知識人で
空間認知の右脳の仕事は知識人と見なされない。

しかし、テクネの延長が
技術者、医師、看護士、介護士、弁護士、会計士、
そしてマネジメントもそうですね。
何が違うか、
理論に必要な言葉は左脳を使う。

しかしテクネは現実現場現物の空間認知能力である
右脳も必要とする。

自民党の元財務大臣、与謝野氏が
鳩山首相は「理科」しか勉強できなかったから
政治が分かっていないと言いましたね。

本当でしょうか?

■ドラッカーは、
テクネの専門知識は一般人にとって
精通する必要はないが、
一般知識にする必要があると言っています。

その責任は専門家にあると。

ドラッカーの社会生態学的マネジメントが
分かりにくいという人が多いですが、
一般知識にするためには
脳科学の発見が役立つかもしれません。

私、今、脳を勉強しています。

何かヒントお持ちの方、
メール返信でご連絡頂けると嬉しい。

本日もメルマガ読んで頂きありがとうございます。

今岡善次郎
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科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。


自靖自献(じせいじけん)

  1. 投稿日 2010年2月10日 08時00分

人も組織も、社会である外部の資源を、社会である外部の価値に
変換する経済連鎖の一つの環です。
仏教の<無我>とは<相互依存>のことであり、人も組織も
ネットワークの連鎖でつながっている。
それがサプライチェーン(供給連鎖)であり、そのイメージを
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   『自靖自献(じせいじけん)』

■こんにちは、今岡善次郎です。

先日の日曜日の朝、
3年前まで妻の在宅介護中、
毎日日課のように散歩していた道を
独りで歩きました。

しっかり歩き、簡単な会話もできたが
病気のことを考えると辛かった日々が今は懐かしい。

お昼は病院へ行って食事を介助しました。

何年か先、
食事を介助した時間を懐かしく思うでしょうか?

さて、

●今週のテーマ
====================
1.自靖自献(じせいじけん)
2.知識社会と組織社会
====================

 
1.自靖自献(じせいじけん)

■人が学ぶ目的は何か。

安岡は「知命と立命」と言う著書の中で
人が学ぶ目的は
自靖自献<自ら靖(やす)んじ、自ら献(けん)ず>
ということがあると言っています。

人は
内面的には良心の安らかな満足を得て、
外に発して世の中のため、人のために自己を献ずること
が学ぶ目的だと言います。

■まず、自分の心を安定させることと、
人のために貢献することが同時にできていなければならない。

顧客満足(CS)が盛んですが、
まず社員満足(ES)も必要だという議論と似ていますね。

■そこで必要になるのが
自靖するには、
すなわち心が満足することは何か、
と問うことですね。

我々は何をしたら心が真に満足するのか。
自分の名誉か、
自分の利益か。
人に誠を尽くすことか。

■最近の脳科学によると、
人の喜びが自分の喜びになるように
人間の「脳」はできているそうです。
 
自靖と自献は同時にある。

社員満足と顧客満足は同時にある。
どちらがより重要と言うことではなく、
コインの裏表である。

民間企業であれ、
政府機関であれ、
人と同じように「自靖自献」でなければならない。

ドラッカーが常に、
顧客は誰か、
なすべきは何か、
と問えと
語っていることと通じます。

そして成果は外にあると言っています。

成果が外にあるというのは
「自献」こそ、
マネジメントの目的であると言っていることと
同じではないでしょうか。


2.知識社会と組織社会

■資本主義社会の後は知識社会だと言われてきました。
主要な資源はカネではなく知識だからと。

知識はデータや書物ではなく人であり
専門分野別に存在する。

知識社会と言われるが、昔から、
人間が存在した時から、知識はあった。

■しかし、あらゆる社会において、
過去の知識人は、教育ある人間は、
飾り物に過ぎなかったと
ドラッカーは指摘します。

芸術家、学者、僧侶、宗教家などいわゆる文化人は
敬意とともに冷笑の対象であったと。

知識社会は言葉や思想に焦点を合わせる。
知識人は「好きなことをする人種」とみられる。

つまり現実の世界に関わりがないものと見なしていた。

■ここに組織社会が登場した。
組織社会は人と仕事に焦点を合わせる。

知識人が思想家、学者、研究者とすれば
組織人は彼や彼女の知識を組織の目的にまとめる人である。

■知識人は自分が社会と関わるために
組織人を必要とする。

一方、組織人は社会的目的を達成するために
知識人を必要とする。

知識社会と組織社会は相互に補完関係にあるとドラッカーは
言います。

専門技師とプロジェクトマネージャー。
官僚と政治家。
機能別組織と経営者。

イノベーションする人と
マーケティングする人もこの分類に入るでしょうか?

あなたはどちらですか?


一人の中に両者を兼ねることもあるでしょうね。

本日もメルマガ読んで頂きありがとうございます。

今岡善次郎
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の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
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企業は社会の一部である。


自ら反(かえ)る

  1. 投稿日 2010年2月3日 08時00分

人も組織も、社会である外部の資源を、社会である外部の価値に
変換する経済連鎖の一つの環です。
仏教の<無我>とは<相互依存>のことであり、人も組織も
ネットワークの連鎖でつながっている。
それがサプライチェーン(供給連鎖)であり、そのイメージを
表現した球形の網の結び目が宝石となっている 
「インドラの網(ネット)」は供給連鎖モデルと考えられます。
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   『自ら反(かえ)る』

■こんにちは、今岡善次郎です。

東京でも久しぶりに雪景色になりました。
正月も終わり2月、
もう春は近いが、
冬は短かったような気がします。

あなたは、
今年の計画の行動のスタート切れましたか?

今日は計画し行動することにおいて
参考になる話を紹介します。

さて、

●今週のテーマ
====================
1.自ら反(かえ)る
2.人生をマネジメントする
====================

 
1.自ら反(かえ)る

■人は間違いを犯す。

失敗した時、人は自分の責任ではなく、
人のせいにしてしまいがちです。
政治が悪いから、親が悪いから、顧客のわがままだとか。

非を他に求める。

自分が失敗すると自分の無能を認識して
不快な感情になる。

それを避けるために
他人のせいにする。

■失敗を受け入れて
自己の非を認めて、
自分の行動を変えることができるかどうか。

「自ら反(かえ)る」とは
自己の非を認めて反省することであり、
それが出来る人は成果を上げることができる
という原理です。

■日本のアパレル業界で独り勝ちと言われる
ユニクロの柳井正氏、
「一勝九敗」という著書で
「失敗の経験は財産である」
と言っています。

多くの失敗から学んだことが
成功の要因だったと。

■安岡は
「自ら反(かえ)る」ための心構えを説いています。

成功常に苦辛の日にあり
敗事多く得意の時に因る

ドラッカーはフィードバクという言葉で
同じ原理を説明しています。
フィードバックは生命を維持するための生命現象であり、
工学では自動制御の原理であり、
計画し実行し、結果を分析して軌道修正することです。

失敗の不快感を克服して失敗や困難を受け入れるのに
「失意泰然」
という言葉も安岡は紹介しています。



2.人生をマネジメントする.

■ドラッカーによると
人の寿命が組織の寿命より長くなったことで
人は益々人生のマネジメントが不可欠になった。

GMやJALなど
最も安定していた組織だと誰もが思っていた。

国債という国民からの借金で運営している政府機関
でさえ、
過去の延長で延命するかどうか難しい。

組織も人と同じように挫折する。

■組織が無くなっても、縮小されても
人の人生が終わるわけではない。

組織に頼ることなく、
自主性を持って人生をマネジメントしなければ
生きていけません。

人生、あきらめてはいけない。

思考と行動において
与えられた問題を解決する仕事から
一人自分の頭で問題は何かと、
問題解決より問題定義をしなければならない時代です。

■自らと社会にとって、困難な時に必要なことは
挫折を機会にすることであろうと思います。

その時、重要なのは、
コミュニテイの絆が不可欠であります。

ドラッカーは日本に関心を持っていました。

日本の終身雇用制度と組織から離れて移動せざるを得ない
状況の中、
日本人はどのように解決するのか?

これは他国のモデルになるはずだと。

■ドラッカーが求めた社会生態学的フレームと
コミュニテイである共同体における人と人の仁や義の
元である東洋の知から
人生や組織のマネジメントの原理が生まれるのではないか
と期待しています。

一人ひとりがぶれないで
コミュニテイである社会へ貢献する
マインドを育てるマネジメントが必要だと
考えています。

本日もメルマガ読んで頂きありがとうございます。

今岡善次郎
----------------------------------------------------------------
株式会社ビジダイン
http://www.bizdyn.jp/
東京農工大大学院客員教授
多摩大学大学院客員教授
http://www.tuat.ac.jp/~rmmot/about/prof/imaoka.html
http://tgs.tama.ac.jp/modules/teacher/index.php?fct=photo&p=33
----------------------------------------------------------------
部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。


閑に耐える

  1. 投稿日 2010年1月27日 08時00分

人も組織も、社会である外部の資源を、社会である外部の価値に
変換する経済連鎖の一つの環です。
仏教の<無我>とは<相互依存>のことであり、人も組織も
ネットワークの連鎖でつながっている。
それがサプライチェーン(供給連鎖)であり、そのイメージを
表現した球形の網の結び目が宝石となっている
「インドラの網(ネット)」はモデルと考えられます。
◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
                   第088回   
                            
    ★顧客の顧客まで誠をつくす仕事の連鎖★     
〜P.F・ドラッカーの社会生態学的経済連鎖モデルが開く  
  人生・企業・社会の共通のフラクタル構造〜      
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

   『閑に耐える』

■こんにちは、今岡善次郎です。

1月27日、今日もメルマガお読みいただき
ありがとうございます。

先週のメルマガ「人の心は造化の心」
に対して偶々二人の方から
日本人の資質の劣化の危惧を連想されて
コメント頂きました。

マネジメントは自己の私的利益のためではなく、
他者へ、社会への貢献のためにある。
そしてそれは身近なところでは
家族であり、職場である。


さて、

●今週のテーマ
====================
1.閑に耐える
2.イノベーションはリスク志向ではなく機会志向
====================

 
1.閑に耐える

■人は、
独りでいることに耐えるのがむずかしい。
私も独り暮らし2年目に入りましたが、
閑(かん:ひま)に耐えるには工夫が必要だと
分かりました。

独りでいること、閑に耐えることで
自己を知ることになるのです。

■安岡が紹介する偉大な人物の殆どは、
また安岡自身も含めて、
自己を確立した人たちですね。

自己を確立して世のため人のために尽くした人の多くは、
座禅という習慣を持っていることを発見しました。

■西郷隆盛は人生において、
6年間も獄舎において書を読み、静坐黙考した。

そして禁を解かれて中央政界に復帰した時、
江戸城解放
大政奉還
藩籍奉呈
など明治維新の政局を動かした。

■独り座禅することは
雑多な情報に惑わされることなく、
万物一体の妙理(自己の生命は大自然の生命と一体である)
を学び、
安心立命を深めることにあるようであります。

これは安岡の「人生信条」に書かれています。

閑に耐える、
独りで自己を見つめることを実践したいものですね。


2.イノベーションはリスク志向ではなく機会志向

■イノベーションとは改革、改善であり、
企業だけではなく、
生き方や政治にも必要な革新ですね。

従来のやり方よりも良い製品やサービスで
人間生活が良くなるようにする。

■イノベーションは難しい技術革新でもなく、
頭の良い発明でもなく、
奇をてらった新しいコンセプトでもない。

だが、新しいことにはリスクが伴うので
企業家も政治家もリスクを恐れず挑戦せよ、
とリスクを取れるかどうかが重要な特質だとされています。

■ところが、ドラッカーによると
成功した人の共通点は
リスクを避けて機会に焦点を当てている。

成功した人は保守的であると。

忍耐強い。
時機を待つ。
小さくスタートする。

■企業家精神というのはリスク志向の勇気ではなく、
真摯に目的に立ち向かう勇気だと。

現場で現物を見て現実を直視し、
時機を待つ。

リスクを避けながら機会を活かす。

細心さと勇気を併せ持つことでしょうか。

本日もメルマガ読んで頂きありがとうございます。

今岡善次郎


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株式会社ビジダイン
http://www.bizdyn.jp/
東京農工大大学院客員教授
多摩大学大学院客員教授
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http://tgs.tama.ac.jp/modules/teacher/index.php?fct=photo&p=33
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良い仕事とは人も組織も仕事のネットワークの連鎖の中で
シンクロナイズ(同期化)し、流れを作ること。

本日もメルマガ読んで頂きありがとうございます。

今岡善次郎

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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。